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シモジユウスケ

シモジユウスケ

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JUNE , 2016

PROFILE

□ PROFILE DATA

シモジユウスケ

escapé LODGE and ESPRESSO Owner  |  ADRESSE spatial create association Designer

大阪府出身
場としての飲食店の魅力に惹かれ、空間デザイナーを志す。
2000年 ADRESSE spatial create association設立し、現在まで飲食店を中心とした数多くの商業空間のデザインを手掛ける。その傍ら、2008年よりラテンミュージックパーティ"EMERGENCIA"をスタート。大阪北浜のレストランやカフェを中心に、開催は不定期ながら20回を越える。2016年1月、築55年の木造日本家屋をリノベーションし、escapé LODGE and ESPRESSOをオープン。念願だった自らの飲食店の運営をスタートする。

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─ 5月20日 16時30分 ─

 

高いビルと車と行き交う人々。そんな喧騒の中にいてもなぜか穏やかな気持ちになってくるのは、川のまち大阪の懐かしい景色と香りがまだ残っているからなのかもしれない。

 

ここは2016年1月23日、北浜にオープンした「escapé LODGE and Espresso.」(エスカペ ロッジ アンド エスプレッソ)

 

8坪ほどの縦に長い、こじんまりとした川辺に佇む一軒家。カウンターを越え奥に進むと、都会の中で静かに流れる東横堀川が見えてくる。

 

一杯のコーヒー、あるいは休日のビールを味わいながらふと外に目をやる。すると、時折激しく車が横切る光景や、北浜らしくスーツを着た人たちと目が合うことがある。忙しく時間が流れる街中にありながらも、ここだけはゆっくりとした空気が流れるから不思議だ。

 

オーナー自らが求める場所を形にしたここは、どこかリゾート感も漂うカフェであり、バーでもある。癒しを求める人、または何か刺激を求める人など、それこそ訪れる人の数だけ見えてくるシーンは様々。だが、日が暮れていくほどどこか怪しげな雰囲気を漂わせてくるのは何故なのか。

 

そう、ここは都会のオアシスではなく、憩いの場でもない。“escapé”というその名の通り 「逃げ場」なのだ。街のそれとはまた違った流れで、ここにも人が行き交う。

 

5月20日、時刻は16時30分を過ぎた頃。大きく開かれたエントランスから、さっきまでの火照りを鎮めてくれる気持ちのいい冷たい風が流れ込んできた。

 

街の明かりが完全に落ちれば、夜に繰り出した大人たちが、日々逃げて来られる場所であるこのロッジにまた静かに流れ込んでくる。

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UPDATE : 2016/Jun/01 | AUTHOR : 編集部

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