かお。

フィルター

no.40 Mike

UPDATE : 2016/Jun/29
AUTHOR: 加賀 耕平

no.40 Mike

 

ちょっとだけ触れる感じで、ぼくの肩に手を置いて

いいよね、それ、ってささやいた

 

アボット・キニーの少しはずれ

 

べつにそこに行こうとしてたわけじゃなく

なんとなく入ってしまった洋服屋で、なんとなく出会った紺色の服を着た男

 

運河があるだけでベニスと名づけられたビーチタウン

 

サーファーとフリークたちだけだったはずのその街は

いつのまにかオーガニックとナチュラルと物見遊山とクリエイターがあふれる『エリア』になり、アリゾナの田舎町からやってきた青年が「商人(Tradesmen)」という名のセレクトショップの店長になる

 

アイシャドウでもつけていればもう少しその気になったかも知れないけど

そのシャツはなんとなくちょっと違うんだよ、マイク

 

なにもかもが嘘っぽいけど

まあそれはそれでそんなに嫌いなわけじゃない

 

ジャスティンに叱られないんならMoon Juiceにでも行こうか、あとで

 

のような、はなし

 

 

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