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©雨宮秀也

「中村好文展 小屋においでよ!」 開催

UPDATE : 2013/Mar/05 | AUTHOR : 編集部

4月17日(水)〜6月22日(土)までの期間、「中村好文展 小屋においでよ!」が、東京都港区のTOTOギャラリー・間で開催される。

 

本展では、「住まい」に自然体で向き合ってきた建築家・中村好文氏が「住宅の原型」として注目し、子どもの頃から魅せられてきた「小屋」を通して、「住宅とはなにか?」を問い直すものだ。
30年あまり首尾一貫して、クライアントの暮らしに寄り添った、普段着のように居心地のよい住宅をつくり続けてきた中村氏の設計思想は、建物に新奇性や作品性を追い求めることをせず、主役は「そこに住む人たちであり、そこで営まれる暮らし」。
そして、この設計思想こそが、初めて家を建てる若い夫婦から独り暮らしの老婦人、サラリーマンから芸術家まで、幅広い世代やジャンルの人々に共感され、絶大な信頼を得ている所以なのだろう。

 

会場は大きく3つのパートで構成されている。3階の第1会場では、「鴨長明の方丈」から「ル・コルビュジエの休暇小屋」まで、中村氏があこがれ影響を受けてきた「古今東西の7つの小屋」を紹介。
4階の第2会場では、中村氏がこれまでに設計してきた数ある住宅のなかでも、特に「小屋的な」住宅を選りすぐって紹介している。
そして中庭には、原寸大の「ひとり暮らし用」の小屋を展示。この小屋は、ここ数年来、中村氏が自身の小屋で実験してきたエネルギー自給自足型の小屋を究極のサイズにまで切り詰めたもので、この小屋で人の住まいと暮らしの原型に思いを馳せるという趣向だ。

 

人には、それぞれ身の丈に合った暮らし方とか、暮らしのなかで必要な定数というものが必ず存在する。それは、ライフステージによって変わってくるものであるからこそ、単純に便利なことや今だけを安心してやり過ごすためのものではない。
「快適な暮らし」とは、それぞれが工夫して生み出すものではないだろうか。
そして、失敗を繰り返しながら、自分が望む「終の住処」として進化していくのだろう。

 

小屋を訪ね、小屋を体験し、小屋から学ぶ……中村好文氏ならではの「遊び心」満載の展覧会は、それぞれの今の「住まい」を思い、そして、それぞれの未来の「暮らし」へのヒントとなる発見に出逢えそうだ。

 

関連サイト

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TOTOギャラリー・間 http://www.toto.co.jp/gallerma/ex130417/index.htm

開催概要
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名称:中村好文展 小屋においでよ!
会期:4月17日(水)〜6月22日(土) 11:00~18:00(金曜日は19:00まで)
休館日:日曜日・月曜日・祝日 入場無料
会場:TOTOギャラリー・間 東京都港区南青山1-24-3 TOTO乃木坂ビル3F
主催:TOTOギャラリー・間
企画:TOTOギャラリー・間運営委員会
   特別顧問:安藤忠雄 委員:岸和郎/内藤廣/原研哉/エルウィン・ビライ
後援:社団法人東京建築士会/一般社団法人東京都建築士事務所協会
   社団法人日本建築家協会関東甲信越支部/一般社団法人日本建築学会関東支部
協力:株式会社クリエイト A/株式会社コラム/山洋木材株式会社/株式会社ツキデ工務店
   有限会社羽根建築工房/有限会社藤巻工業/協同組合レングス

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