TOPIC

MEDIA SHOPレクチェーシリーズ〈民藝〉のレッスン:番外編・集中講義 Figures and Grounds 図から地へ 地から図へ

UPDATE : 2014/Jan/19 | AUTHOR :

MEDIA SHOPで2012年に開催されたレクチャーシリーズ「〈民藝〉のレッスン」(全8回)では、近年改めて注目を集める〈民藝〉を手がかりとし、多様な切り口から社会と暮らしのあり方を検討した。

 

今回はその番外編・集中講義とし、「Figures and Grounds(図から地へ 地から図へ)」というテーマのもと、連続トークセッションが行われる。

 

5つのトークを全10時間にわたり、「なぜいま〈民藝〉か」について、ローカル、リアル、ノーマル、ムーヴメントという4つのキーワードからひも解いていく。

 

大きな物語が終わった時代、人々はどのようにつながり、どのようにそれを深め、これからの社会と暮らしの姿を切り開くことができるのか。

 

バックグラウンド、背景があるからこそ浮かび上がる図、もの。
それは視点を変えれば図、ものがバックグラウンドとなり、背景だったはずの部分が際立つこともある。

 

日々の暮らしの中で特別意識することなく使う道具と、暮らしそのもののあり方との間にもあるその相関性を、様々な語り手から紡ぎだされる話を糸口に改めて検証し、今何故〈民藝〉なのかを共に考える。

 

関連サイト

───

MEDIA SHOP

http://www.media-shop.co.jp

 

「〈民藝〉のレッスン つたなさの技法」 http://www.filmart.co.jp/new/post_162.php

開催概要
───
日時:2014年2月13日(木)13:30〜23:00 
※全5Lessons(1Lessonだけの参加も可能です)
会場:VOX SQUARE
京都市中京区河原町三条下ル一筋目東入ル大黒町44 VOXビル1F
TEL:075-255-0783
アクセス:京阪「三条駅」・地下鉄「京都市役所前駅」から徒歩5分
阪急「河原町駅」から徒歩10分
出演:エフスタイル、三谷龍二、深澤直人、服部滋樹、鞍田崇
定員:各70名(要申込)

□スケジュール
13:30 Lesson 1:なぜいま〈民藝〉か?  鞍田崇
15:30 Lesson 2:ローカルなふるまい   エフスタイル
17:30 Lesson 3:取り戻されるリアル   三谷龍二
19:30 Lesson 4:ノーマルという視点   深澤直人
21:30 Lesson 5:ムーヴメントのゆくえ  服部滋樹
※Lesson2~5 は対談形式です (聞き手:鞍田崇)

□参加費
Lesson 1:500円(学生:400円)
Lesson 2・3:各700円(学生:各600円)
Lesson 4・5:各1,200円(学生:各1,100円) ※1ドリンク・フード付
◎ 全5回通し:4,000円(学生:3,500円)
※フード・ケータリング:mimasu megumi + naturemian

□お申し込み・お問い合わせ
MEDIA SHOP(メディア・ショップ)
Tel/ 075-255-0783 Mail / mediashop@media-shop.co.jp 
※申し込みはこちらのアドレスまで。

□略歴
エフスタイル F/style
五十嵐恵美(いがらし・えみ 1978年生まれ)と星野若菜(ほしの・わかな 1979年生まれ)により、2001年地元新潟にて開設。地場産業を中心に、デザイン提案から販路の開拓までを一貫して請け負い、次世代の暮らしに溶け込む商品を提供。主な仕事は、山形の月山緞通とのコラボレートによるマットシリーズや、新潟の伝統工芸品シナ織りのバッグ等。著書に『エフスタイルの仕事』、対談収録『サヨナラ、民芸。こんにちは、民藝』など。

三谷龍二 MITANI Ryuji
木工デザイナー。1952年福井県生まれ。1981年、長野県松本市に工房ペルソナスタジオ開設。普段使いの木の器のあり方を提案、多くの共感を得、木工の世界を広げることに貢献。2011年にギャラリースペース「10センチ」をオープン。また、「クラフトフェアまつもと」「工芸の五月」の発足当初から運営に携わり、2012年より「瀬戸内生活工芸祭」の総合ディレクターもつとめる。主な著作として、『木の匙』、『工芸三都物語 遠くの町と手としごと』、『道具の足跡』(共著)など。

深澤直人 FUKASAWA Naoto
プロダクトデザイナー。1956年山梨県生まれ。2003年、NAOTO FUKASAWA DESIGN設立。卓越した造形美とシンプルに徹したデザインで、国内外のデザインを多数手がける。主な作品として、au/KDDIの携帯電話「INFOBAR」や無印良品の「壁掛式CDプレーヤー」、マルニ木工「HIROSHIMA」など。著書に、『デザインの輪郭』、『デザインの生態学』(共著)など。2014年4月より多摩美術大学新学科教授。2010-13年グッドデザイン賞審査委員長。2012年日本民藝館館長に就任。

服部滋樹 HATTORI Shigeki
graf 代表、クリエイティブディレクター、デザイナー。1970 年生まれ、大阪府出身。美大で彫刻を学んだ後、インテリアショップ、デザイン会社勤務を経て、1998年にインテリアショップで出会った友人たちとgraf を立ち上げる。建築、インテリアなどに関わるデザインや、ブランディングディレクションなどを手掛け、近年では地域再生などの社会活動にもその能力を発揮している。京都造形芸術大学芸術学部情報デザイン学科教授。

鞍田 崇 KURATA Takashi
哲学者。1970年兵庫県生まれ。総合地球環境学研究所特任准教授。暮らしのかたちという視点から、現代社会の思想的状況を問い、それを表す言葉を探求、多くのトークセッションを手がけている。主な著作として、『人間科学としての地球環境学』(共著)、『〈民藝〉のレッスン』(編著)など。

□関連書籍
『〈民藝〉のレッスン つたなさの技法』 鞍田崇+編集部(編) フィルムアート社 2012年1月刊行

□過去の企画
MEDIA SHOP レクチャーシリーズ『〈民藝〉のレッスン』
2012年3月~12月/MEDIA SHOP/コーディネーター:鞍田崇
Prplogue 「民藝」という言葉のもとに僕らが考えたこと 服部滋樹
Vol.1 「言葉のない道」をたどる対話 赤木明登
Vol.2 無銘を纏う 高橋理子
Vol.3 交感のメソッド 坂本公成
Vol.4 personal products 猿山修
Vol.5 住まいを紡ぐ 大西麻貴
Vol.6 野菜のフォークロア 江頭宏昌
Epilogue 〈民藝〉の野生と僕らの時代 中沢新一・服部滋樹

主催:MEDIA SHOP

RECENT OTHER