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伊藤 泰子

「春のおさら」

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APR , 2016

PROFILE

□ PROFILE DATA

伊藤 泰子

代表  |  Kica

大阪市出身
憧れがあっても敷居が高いと感じてしまう人も多いアンティーク。しかしその使い方次第でさらに広がる奥深さ、面白さを形にして届けたい。そんな思いのもと、アンティーク雑貨+カフェの複合店として兵庫県西宮市にて2001年5月にKicaをオープン。
ヨーロッパ各国で出会った、時を経るほど味わいを増すアンティーク品やブロカントが店内を埋め尽くす。また四季折々の旬の食材を使用したランチや、こだわりのスィーツ類など、遠い異国のような空間で楽しめるカフェメニューにもファンが絶えない。

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CAPTION

─ 春のおさら ─

 

「ただいまのキッシュプレート」より

・海老とアボカドのクリームグラタン全粒粉キッシュ

・ほうれん草と新玉ねぎの豆乳ポタージュ レモンミントバージンオイルがけ

・春野菜のサラダ バジルソース

・赤い野菜のラペ

・インカの目覚めと南京のイエローマッシュ

・ほうれん草の胡麻和え

・スウィーツ : 章姫(あきひめ)苺のカスタードタルト

 

野菜を中心とした色とりどりの旬の食材がどっさりなランチプレートから。

肉厚のアボカドの下はとろ〜りとまろやかなクリームグラタン。とろけるようなフィリングと、全粒粉を使用した生地のザクザク・プツプツとした食感とのコントラストが癖になりそうなメインの一品。

あたたかな季節の訪れを感じさせる緑、赤、黄色の野菜は、素材の旨さを生かしたシンプルな味付け。ほっとするような味わいはどこか懐かしく、箸ならぬフォークの手が止まらなくなる。

有機素材を使用したレモンミントオイルの爽やかな香りがアクセントとなったポタージュをひとくちふくめば、体の中にもじんわりと春が染み渡る心地がする。

スウィーツにも旬がどっさりと。宝石のような赤が美しいこちらの一皿は、苺の甘みとはまた違う、ダマンドxカスタードの甘みが病みつきに。こちらもシンプルな美味しさが体にも嬉しく、こぼれそうなほど瑞々しい朝獲れ苺は見ているだけで幸せな気分にさせてくれる。

この4月は苦楽園にて。春の訪れを届ける欲張りな一皿とともに、幾つもの時間が流れるこの場所で過ごす時を、心ゆくまでお召し上がりください。

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UPDATE : 2016/Apr/01 | AUTHOR :

TIE UP PROJECT