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美船 安利

「KAKINE200」

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MAY , 2016

PROFILE

□ PROFILE DATA

美船 安利

DESINER  |  MIFUNE DESIGN STUDIO

1968年鳥取県出身
1999 MIFUNE DESIGN STUDIO 設立

商業空間・住宅・プロダクトの設計・デザインを行い、2004年から定期的に海外展示会に参加し作品の発表を行う。2009年、デザインを手掛けた照明器具HONOKA (TAVOLO), HONOKA (SOSPENSIONE)がCassina Lighting NEMOより製品化。2011年、デザインを手掛けた照明器具L (TAVOLO)がCassina Lighting NEMOより製品化。2014年、設計・デザインを手掛けた住宅が平成25年度住まいのインテリアコーディネーションコンテスト 優秀賞受賞(公益社団法人 インテリア産業協会)。

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CAPTION

─ KAKINE200 ─

 

同じ形の発砲スチロールボードを組み合わせ、積み上げることで、様々な形や大きさに変えることができるパーティション。

あるひとつの形が連鎖することで複雑な形を形成していき、その表情は周囲の環境により変化し続ける。

 

2010年、ミラノのL’ARCHIVOLTO LIBRERIA GALLERIAで開催されたTERASU EXHIBITIONにて初代KAKINEを発表。本作は初期のデザインである100%紙を使用した真っ白なスクリーンとは対照的に、カッティング部の白が効いた深い黒。1枚あたりのサイズはちょうど2倍の大きさにモデルチェンジし、カラーとサイズが変わっただけだが180度違った表情を覗かせる。組み合わせる度に絡み合い、ほのかな光でさえ蜂の巣状に流れまわり、柔らかく膨らむ。

 

単純な形から生まれる数え切れない可能性をはらんだKAKINEは、これからも進化し続け、完結しない。

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UPDATE : 2016/May/01 | AUTHOR :

TIE UP PROJECT