UPDATE : 2017/Mar/27
AUTHOR:
建築家 橋本 健二
ゴホゴホ
今日の目覚めは 心地よい
大陸から いろいろな粉が 舞い降りる昨今
髪の毛が 一本ずつ細くなり気になりだした小前田
せめて粉の色を黒くしてくれ。
ストーンズではなくリオン ラッセルの
黒く塗れを聴きたくなる。
そういえば中学生の時に読んだ
日本版 ローリングストーンズ誌での
当時のリオン ラッセルの部屋の写真を
思いました。
真っ黒な壁 天井 床
白しか発想しない最近のデザイナーに見せたい。
小前田のデザインした部屋はステンレスで構成され
あえて錆びた空間だ。
寂である。
そして自分も寂びる。
床には視覚的にフラットな楕円の真っ黒な絵画が描かれ
そこに足を踏み入れると 吸い込まれる。
それが 3次元でない空間。
小前田のデザインは 脳の裏で考える。
脳裏
表は 形だけの表現である。
さあ 黒く濡れ