明日10月12日(土)〜27日(日)の期間、北青山のdoinelで「鹿児島 睦の図案展」が開催される。

鹿児島睦氏は、福岡を拠点に、陶器やファブリック、版画を中心に制作を続ける作家だ。

動物のオブジェや愛らしいイラストの絵皿など、朗らかな魅力があふれた作品をはじめ、パンジーやバラ、ナデシコといった身近な植物をモチーフにした作品は、園芸のために過ごす時間の多い鹿児島氏ならでは。

本展では、作品としてコレクションするのではなく、道具として愛着を持ち、日常を楽しんでもらうためのデザインとしての“図案”をテーマに展開される。

「植物と鳥や虫などのちいさな生きもの」をテーマに、会場の壁一面に“図案”を描く壁画制作や、京都・西陣の唐紙工房「かみ添」とのコラボレーションによる作品など、素材や用途に限定されない、鹿児島氏の画力から生まれる世界観が紹介される。

会場では、本展のために京都、西陣の唐紙工房とのコラボレーションで制作された、唐紙作品や、木版プリントで染め上げられた鹿児島氏の新作ハンカチとスカーフの展示販売がされ、さらに、ハンドメイドされた陶器を、10月26日(土)、27日(日)の2日間のみ限定で、即売される。

鹿児島氏は、私たちの日常で見落としがちな、小さなものたちを丁寧にすくいあげ作品とし、それらが、暮らしのなかで息づく品々となる。

だから、鹿児島氏の作品を一度でも目にしたことがあれば、その素朴な温もりに懐かしさを感じ、柔らかく描かれた動植物たちに親しみを感じるのだろう。

関連サイト

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doinel 展覧会特設サイト http://doinel.net/MK2013/

鹿児島睦 オフィシャルサイト http://www.makotokagoshima.com