
「食卓を囲み、とりわける」綾部の工芸作家によるうつわ展
UPDATE : 2015/Jan/31 | AUTHOR :
来る2015年2月10日(火)〜16日(月)にかけて、「食卓を囲み、とりわける」と題した、京都府綾部市の工芸作家によるうつわ展が開催される。
この展覧会は、綾部の作り手を紹介すると共に、現代の日本の食卓において忘れられそうになっている“家族の団欒”である食卓を、綾部という地からもう一度見直して欲しいという思いのもと企画されたもの。
食卓を囲んで「いただきます」と言ってから食事をすること。
大きな皿や鉢に盛られた料理を、自分の小皿に取り分けて食事をする風景。
とてもシンプルなことだが、近年の核家族化や、家族各々の用事などで、同じ時間にご飯を一緒に食べることができない家庭も多くなってきているのが現実でもある昨今。
必然的に家族一人分を皿に盛りつけ、まるで定食屋やレストランのようなスタイルで食事することが日常となっている人達にとって、そんな昔ながらの食卓はどのように映るのか。
大きな皿に盛りつけられたハンバーグ
大きな皿に盛りつけられた、おじいちゃんの育てた新米で作ったおにぎり
ご近所さんが釣ってきたお魚をみんなでいただく。
週に一度、月に一度でも、作家達が提案する大皿や小皿が役立つのでは?というコンセプトも、どこか懐かしい昔過ごした田舎の思い出を蘇らせてくれそうだ。
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「食卓を囲み、とりわける」綾部の工芸作家によるうつわ展
『里山に夕日が落ち、藁葺き屋根のかたちをした家々にあたたかい光が灯る。その中では仲間や家族が食卓を囲み、楽しく語らい互いを分かち合う。そんなあたたかな暮らしがある綾部では、多くの工芸作家が拠点をおき、丁寧なものづくりをしています。』
多くの工芸作家が住む、自然環境豊かな綾部。そこでのものづくりの魅力を、この展示をとおして発信したいと考えております。
テーマは「食卓」。
陶芸、木工、ガラスの作家が綾部のあたたかな食卓をそれぞれ表現します。丁寧につくられたあたたかい作品に出会う機会です。ぜひ、松栄堂本店へ足をお運びください。

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関連サイト
海老ヶ瀬 保 http://www.eonet.ne.jp/~ebigase/
株 麻沙子 http://cokecaki.blog85.fc2.com/
トレーシー・グラス http://traceyglass.com/
松山 光生 www.fsinet.or.jp/~ttstudio/haku-j.html
ハタノワタル www.hatanowataru.org
※ハタノワタル氏 過去のインタビュー記事はコチラ