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HS (HAYASHI SHOTEN)

UPDATE : 2011/Dec/08 | AUTHOR : makiko ueno

昭和を感じさせる趣あるビルの3階。1階部分は年季の入ったラーメン屋さんと、気軽に入れそうな定食屋さんが並び、下から上を見上げると何だかオシャレな店内がちらっと見える。この界隈にお住まいの方も、「実は気になっていた」なんて言う声が聞けそうな、ちょっと隠れ家的な穴場スポット。

ゆっくりと時間が流れるような、ほっとする生活感も漂う閑静な住宅街。昔ながらの飲食店も点在する、ファッションの中心から少し離れた西区新町4丁目に、今年9月にオープンしたHS (HAYASHI SHOTEN)。オーナーの林氏に、お店の名前の由来を聞いてみた。

 

HS: 「個人でお店をやるのであれば、大きな企業やお店が出来ない事をした方がいいと思っていました。お店の名前も、ビジュアル面でも分かりやすくしたくて、昔ながらの感じを残しつつ、自分の名前を入れてみました。他にも色々考えていたんですが、コレが一番しっくりきたというのもあったので。」

 

HS HAYASHI SHOTEN

 

HS HAYASHI SHOTEN

 

HS HAYASHI SHOTEN

 

そんな林氏のお店をはじめられたきっかけは、同じ雑居ビルの2階にある、こちらも雰囲気のあるcafe Room。元々アパレルでの経験も豊富な林氏。7年ほど前、堀江にあるD&DEPARTMENTで働いていた頃の先輩にあたるのがcafe Roomのオーナー。Roomさんの移転後の計画と 3階のスペースをシェアするというタイミングが合いスタートした。ファッションにおいての流行だけに止まらず、常にアンテナを張り追求し続け、また支えてくれる人達の繋がりも助けとなり、満を持してオープンしたHS。

 

HS HAYASHI SHOTEN

 

HS HAYASHI SHOTEN

 

HS HAYASHI SHOTEN

 

お店の一番のこだわりを伺ってみた。

HS: 「“衣食住”を全て同じ視点で提案する事がまず一番です。目に入ってくるもの、見えてくるものの印象ってすごく大事だと思うので、レイアウトにもこだわっているっていう所と、見える部分での提案の仕方であったり、永く使えるモノ、付き合えるモノを選ぶという所も大切にしています。」

 

細い階段を少し頑張って3階に上り、無骨だけど何だかワクワクさせる扉を開けると、大きな窓から自然の光りがやわらかく広がる、秘密基地を思わせるような空間。まず目に入ってくるのは、素朴なものから遊びの効いたデザインのモノまで、牛の可愛いロゴでお馴染のCOWBOOKSのステーショナリー雑貨。ステーショナリー系以外にも、Tシャツなどのウェアや普段使いに重宝しそうな鞄なども豊富に取り揃う。

 

HS HAYASHI SHOTEN

 

HS HAYASHI SHOTEN

 

HS HAYASHI SHOTEN

 

HS HAYASHI SHOTEN

 

その他には、ユニセックスで楽しめるデザインが嬉しいワーク系ウェアや、季節の食卓を彩る器物、日本国内で買い付けられたJapanese antiqueの数々や、オシャレな自転車などと、幅広いアイテム構成になっている。そんなHSの他店では味わえない魅力は、静かだけど存在感を放つ、「器 暮らしの道具 フクギドウ」とのコラボコーナー。cafe Roomが提供する松本民芸家具の味わいある棚や古いミシンに陳列された、小鹿田焼、小代焼ふもと窯、牧谷窯、田村窯など、全て手仕事による器。

 

これらは全て神戸は六甲のフクギドウのアイテム達。各方面から幅広い層に人気の高いフクギドウの器。「六甲にはなかなか行けなくて…」そんな方にも嬉しいラインナップになっている。またこちらは定期的に商品も入れ替わるという事なので、マメに足を運んでみたくなる。 そんな見ていて飽きない、バラエティーに富んだアイテム達。商品をセレクトする時のポイントなども伺ってみた。

 

HS HAYASHI SHOTEN|エイチ・エス ハヤシショウテン

 

HS: 「“民芸”っていうものが、自分が影響を受けたキーワードと言うか…。“民芸”の物の見方、使う為のデザインであるという事…“用の美”って言うんですかね。それは服を見る時も同じで、飾られた物、流行りの物も好きだけど、原型である物が永く付き合えると思うし、そういう視点から入ります。」「後は人の手作業、手仕事を感じられるモノが好きです。使う為のシンプルなデザインですね。もちろん、ちょっと遊びの効いたデザインのモノもスパイスとして添えながら、基本シンプルな物を選んでいます。」

 

どんな物も手軽に、簡単に手に入ってしまうとても便利な今。一つ一つ手のぬくもりが感じられ、実用性のあるモノは、それ自体が美しく豊かな気持ちにさせてくれて、温かい。そして気になる、今一番おススメのアイテムは“やちむん”だそう。沖縄の方言で「焼物」を意味する。

 

HS: 「夏のイメージが強い沖縄ですが、この沖縄らしい絵柄の器たちは冬の食卓にも本当に良く合うんですよ。」

 

ポップな水玉模様や、植物をモチーフにしたような模様など。大胆なタッチと独特の郷土色ある風合いが、目も楽しませてくれる。触れた感触もやさしく、是非手にとって見て欲しい器だ。

 

HS HAYASHI SHOTEN

COWBOOKS ロゴTシャツ / 4,725円

COWBOOKS ロゴTシャツ / 4,725円

今後の展開については??

HS: 「オープンして間もないんですが、ご縁があって今年10月は“ササヤマルシェ”に参加させていただきました。そういったものも含め、街の中心でのイベントにも参加できればなと思っています。普段はゆったりとしたまち、住宅街も近いので、ご近所の方も是非遊びにきて欲しいですね。」

 

最後に、読者へ向けてのメッセージをお願いした。

 

HS: 「興味がなくても、知識がなくても全く問題はなく、私達が紹介し続ける“生活道具”を知ってもらう、興味を持つようになるきっかけになれれば嬉しいです。そう、きっかけで良いんです。それでご来店いただいた皆様と、毎日楽しく日常の会話がしたいです。」

 

HS HAYASHI SHOTEN

 

 

recommend item

 

田村窯 八寸皿 / 3,990円

田村窯 八寸皿 / 3,990円

 

オリジナル・レザートートバッグ / 50,400円

オリジナル・レザートートバッグ / 50,400円

 

HAKOGU BOOK STOOL / 19,000円

HAKOGU BOOK STOOL / 19,000円

 

Oueアクセサリー / 6,300円~

Oueアクセサリー / 6,300円~

 

information | HS - HAYASHI SHOTEN -

www.hs-hayashishoten.com

 

〒550-0013 大阪市西区新町4-3-4-3F

営業時間 : 12:00-21:00

TEL : 06-6538-0055

FAX : 06-6538-0055

定休日 : 毎週木曜日(不定休有)

編集後記

毎日の生活の中で、ごく当たり前にある“道具”達。今朝飲んだコーヒーのマグカップやパンをのせたプレート、鏡の前で合わせた今日のスタイリングや、仕事で何気なく手に取ったペンやノートなど。大切な人から贈られたものが嬉しく、意味があり、ずっと使い続けたいと思うのと同じように“生活道具”を選ぶ事ができれば、何でもない時間の中でも、それを使った一瞬一瞬が小さな幸せであり、小さな豊かさを感じられる。

一つ一つ思いのある、温かなモノに触れると、心も満たしてくれるのか、こっそり微笑んでしまいそうになった。そんな小さな幸せがたくさん詰まったHS。クリスマスプレゼントにも喜ばれそうなキュートな雑貨や、アクセサリーも取り扱われているので、是非くまなくチェックして欲しい。友達同士、カップル、家族で行っても、それぞれが何かを感じてしまうモノがきっとあるハズ。

素敵なきっかけ探しに出掛けてみませんか?

by makiko ueno

Camera / toshinori cawai

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